なぜ社会化が大切なのでしょう?
イヌの問題行動の多くが、うまく「社会化」がなされていないことに起因すると言われています。たとえば、かりに子イヌがおおきくなるまで一度も郵便配達員、新聞配達員、人間の子供に会ったことがなければ、子イヌにとってこれらの人々はとても”こわいモノ”になります。
”こわいモノ”に出会った場合、逃げるのが普通ですが、逃げ場所がなければ恐怖心は攻撃的な行動となって現れることもあります。こうしたことが積み重なると、極端に臆病なイヌや攻撃的なイヌに育ってしまうことも少なくありません。
子イヌの社会化と問題行動との関係について、いくつかの研究がなされていますが、たとえば子イヌを4週齢から16週齢まで制限された環境で育てた場合、その子イヌは、極端に活動性・社会性が減少してしまったとの報告があります。(Fuller:1964)
また、4週齢から12週齢まで人間と全く接触することなく子イヌを育てた場合、その子イヌは人間との接触を避け、訓練不能になってしまったとの報告もあります。(Scott&Fuller:1965)
これらのとおり、子イヌのある時期に、さまざまな刺激に慣れさせることがイヌのしつけに大切です。
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