5. 痛み

 皮膚に大きな外傷があったり骨折がある場合を除いて、どこが痛いのかを知るためには、猫を持ち上げたり、さわったりしたときに猫が鋭く鳴いたり、体を急に引っ込めたり、威嚇したり、噛みつこうとする動作で分かります。
  このような場合には、猫の体に触れた部位に、あるいはその近くに痛みの発生源があると考えてよいでしょう。痛みが広範囲で、強烈な場合には体のどこをさわっても痛がることがあります。

●ポイント1
 猫は犬に比べるとやや痛みには鈍感で(特におなか)、例えば、強度の腹膜炎や膀胱炎などがあってもあまり痛がらないような場合がよくみられますので、痛がらないからといって安心してはいけません。
 また痛みがある場合には、姿勢や歩行に異常があるのが普通です。どこか分からないけれども、痛みがありそうな場合には、猫を普通に立たせたり、歩かせてみると分かることがあります。

 姿勢や歩行にあまり異常がみられない場合には、猫を持ち上げたり、さわったり何回かそれを繰り返してみてください。また痛みのある周辺を前よりは少し強く押したり、さわったりすると、痛みのありそうな場所を確かめることができます。

●ポイント2
 痛みがある猫をさわる場合には、常に猫からの攻撃を考えに入れておくべきです。痛みのある場所にもよりますが、エリザベスカラーを首に巻いておいてから、さわるようにすれば、かなり安全です。特に、爪には十分気をつけてください。

 
× 痛みのある部位、あるいはその周辺を決して強く押したり、さわったりしてはいけません。できるだけ早く動物病院へ行って下さい。
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